新年初の仕事がレコーディングという、今までほとんどやって
こなかったことからスタートするという2011年、
あけましておめでとうございます。
今までレコーディングといえば学生時代に名芸のスタジオで
名芸生を中心とした自分たちのバンドの音源を作るために
やった経験くらいです。当時はものすごく苦しい自己嫌悪の
気持ちに陥ったことを鮮明に思い出します。
まず心の調子が下降気味だったこともあります。そして
たいした準備もせず臨んだため特にアドリブ部分はどれだけ
やってもコレだというものがみえない、さらにもう二度と同じ
ものが再現できなかったのでまったく新しいものを一から
つくることを繰り返しているうちに比較してもなにがなんだか
よくわからなくなりだんだんアイデアは枯渇していき負の
ループにはまる。たしかスタジオの外の2号館のエントランス
部分で僕とベースのひろやす君が極端にうなだれていました。
懐かしい・・・
(追記)当時の日記が見つかりました。→
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その苦しい自己嫌悪の鮮明な思い出が年明けあたりから
襲ってきました。昨日は全然眠れなかったし、今日の朝は
吐き気が止まらなくて練習しようとサックスのマウスピースを
口に持っていくとすぐオェっとなってしまうくらいナーバス状態
でした。学生時代の時のレコーディングは自分たちのバンドで
好きなようにやればよかったけど、今回は友達を経由したに
しろ依頼されて、人の作った曲に録音を足すわけである。曲は
男性ボーカルでテクノ系の・・・ビートはなんと表現したらいいか
わかりませんがとにかく全然ジャズっぽくはありません。
必要とされるのは1曲だけ、しかもほんの数小節間だけなのに
かなり神経が疲れました。過去の経験を活かして今回はそれ
なりの準備をしました。もらった音源から自分がソロを吹き
込む部分のコードを確認して楽器を使ったり歌ったりしながら
ソロの骨組みを作りました。そして何パターンかガチガチに
細部まで作りこんだものと骨組みだけで後でアレンジしやすい
大雑把なものを作っておきました。この作戦が良いか悪いかは
別として今回は一つガチガチに作ったものが気に入ってもら
えたのでソロ部分はそれでいくことになりました。予定外に
オブリガートも録ることになってここは完全アドリブになった
のでやはりちょっと苦戦しましたが、何回かやると奇跡の
一回みたいなのが生まれますね(笑)そんなわけで案外
すんなりと終了し肩の荷がスーっとおりました。ようやく年が
明けた気分になれて年賀状も書きました。みなさん遅くなって
すみません。この録音がどのような形になるのか今はよく
わかりませんがクレジットに名前が入るようなのでCDの出来
上がりが楽しみになってきました。
しかし自分の演奏が記録に残るのってやっぱりすごく怖いです。
その時の記念だと思えばいいよとよくアドバイスされますが、
今の自分はなかなかそういう気持ちになれません。でも録ると
決めたら色々準備せざるを得ないしすごく気合も入ることは
よくわかりました。
2011年 あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいします。 高橋朝道